筋トレしていると「トレーニングギア」に興味が出てきますよね。
その中でも、パワーグリップは効果的なトレーニングギアとして注目されており、もちろん私自身も使用しています。
しかし、どのように使い、どのような効果や注意点があるのか疑問に思ってしまう方も多いでしょう。
このように思ってしまう方も中にはいるでしょう。そんな方のために今回は、パワーグリップの効果や使い方、注意点について実際に使った意見も含めて下記の内容を解説します。
- パワーグリップの効果とデメリット
- パワーグリップの装着方法と使用種目
- 初心者でも使うべきか?
- おすすめのパワーグリップ
トレーニングの幅を広げたい方にとって、必読の内容です。パワーグリップを活用し、トレーニング効果を最大限に引き出す方法を知りたい方は、ぜひ読み進めてください。
Contents
パワーグリップの効果
パワーグリップは、筋トレにおいてさまざまな効果をもたらします。大きな効果は以下の通りです。
- 手のひらの保護
- 滑り防止
- 狙った部位に効かせやすい
- 高重量を扱いやすい
例えば、デッドリフトのトレーニングにおいて、パワーグリップを使うことでバーベルをしっかりと握り、滑り落ちることなく重量を持ち上げることができます。これにより、狙った部位を効果的に刺激することができます。
また、筋トレ初心者だと背中に効かせる感覚を掴むのが難しいのですが、パワーグリップを使用することで、フォームの安定化に繋がります。筋トレにおいてかなり重要な「正しいフォームで効かせたい部位を意識する」ことが出来るようになるということです。
初心者の場合は、握力が先になくなり、ガムシャラにやってしまった結果フォームの乱れやウエイトの滑り落ちの危険があります。
使用時のデメリット
一方で、パワーグリップを使用する際には注意すべきデメリットも存在します。
- 腕を同時に鍛えるのは不向き
- パワーグリップ無しの重量が伸びにくい
パワーグリップ最大の効果は、握力が先になくならないようなることですが、当然その分は腕への刺激が少なくなっています。
そのため、腕の筋肥大効果は見込めなくなります。腕を鍛える種目を別に設定すると良いでしょう。
パワーグリップの装着方法
パワーグリップを効果的に使用するためには、正しい使い方をマスターすることが重要です。以下に、パワーグリップの使い方のポイントをご紹介します。
①右手用、左手用を確認
パワーグリップは左右で形が違いますので、右左用どちらか確認して装着します。
文字で書いてありますし、慣れてくると何となく形で判別つくようになってきます。(親指を入れるところの形が違う)
②手首に固定する
あとは、マジックテープを外し、手のひら側にベロがくる向きで、手首に巻くことで装着完了です。
慣れないうちは太ももの上で装着するとやりやすいのでオススメです。
パワーグリップの使い方
パワーグリップの使用種目は大きく分けると2種類になります。す。
- 背中などのプル系(引く動作)
- 胸などのプレス系(押す動作)
なので、使い方も大きく分けて2通りとなり、簡単なのですぐに覚えられます。
背中などのプル系(引く動作)
手のひらとパワーグリップの間に器具(懸垂の持ち手やバーベル)を入れます。
ベロを手のひら側に巻きます。
握れば準備完了です。
横から見ると↑このようになります。
胸などのプレス系(押す動作)
手のひらに器具が接触しないように、ベロをクッション代わりに器具をセットします。
握ればOKです。
横から見ると↑このような感じです。
フィットさせるコツ
パワーグリップをバーベルなどの装着したい部分に巻き付ける際、最初からきつく握ろうとせずに、最初は緩めに握った状態にしましょう。
その後、グイグイっと握り込むようにグリップを巻き込むことで強いグリップを感じることができます。
パワーグリップを使用できる代表種目
- 背中種目
ラットプルダウン
懸垂
デッドリフト
ベントオーバーローイング - 肩種目
サイドレイズ
ミリタリープレス
ショルダープレス - 胸種目
ベンチプレス
ダンベルフライ - 脚種目
ランジスクワット
パワーグリップをメインで使用するのは引く種目ですが、押す種目でも使用することができます。
私の場合はプレス系種目ではあまり使用しません。主にプル系(引く動作)の筋トレで使用しています。
プレス系の場合は、リストラップを使用していることが多いです。(手首保護重視)
初心者がパワーグリップを使うのは恥ずかしい?
初心者がパワーグリップを使うことについて、恥ずかしいと感じる必要はありません。
パワーグリップは、グリップ力を強化し、より効果的なトレーニングを実現するためのトレーニングギアです。
初心者がパワーグリップを使うことで得られるメリットは以下の通りです。
- グリップ力の向上:初心者はまだ握力が不充分な可能性が高いです。パワーグリップを使用することで、重いウエイトを握り続けることが可能になります。
- 正しいフォームの習得:初心者は狙った部位に効かせられていない可能性があります。。パワーグリップは握りやすさと安定性があるので、より正確なフォームを維持し、怪我のリスクを減らしつつ、筋トレ効果UPが期待できます。
- モチベーションアップ:パワーグリップを使用することで、より重いウエイトを持つことができます。正しいフォームで効いている実感をしつつ、単純に重い重量を扱える喜びでモチベーションアップに繋がります。
ただし、デメリットでもお伝えした通り、腕の筋力向上は見込みにくくなります。「パワーグリップ無しでは筋トレできない」という事態にならないように腕トレもしっかり積むようにしましょう。
人の目が気になってパワーグリップ使うのが恥ずかしい
「めちゃくちゃ軽い重量なのに使っているのは恥ずかしい」、「あんな身体のくせにパワーグリップなんて使ってるよと思われてそう」、このように考えてしまう気持ちも分かります。
ですが、安心してください。周りの人はあなたのことをあなたが思うより見ていません。周りから見たら低重量だとしても、あなたの限界重量であれば高重量です。人によって限界は違います。
目立つとすれば、パワーグリップ使用せずに無理なフォームで危なそうに筋トレをしていると目につきます。
パワーグリップ使って、正しいフォームでやっている場合は、何も思いませんし意識もしません。自信もってやっていきましょう。
ボディービルダーもパワーグリップを使用している
ちなみにボディービルダーでもパワーグリップは使います。実際にテレビでもご活躍している横川尚隆さんがパワーグリップを使用しているのを発見しました。(サムネだけでも付けてるのが分かりますね)
YouTuberの芳賀セブンさんも動画で「パワーグリップは持っておくべき」と言っているように、トップ層の方々も推奨しているので、初心者が使っていても恥ずかしいものではりません。
パワーグリップは使わない方が良いといわれる理由
一部のトレーニング指導者や専門家からは、パワーグリップの使用を控えることが勧められる声も聞こえてきます。理由としては下記の通りです。
- 握力が鍛えられない:腕に負担がかかりにくくなるので、同時に鍛えるのは難しくなります。腕を鍛えずにそのままでいると、パワーグリップ無しでは筋トレできなくなることも。
- 高重量を扱っていない:握力が疲労するほどの重量を扱っていない場合、「パワーグリップって意味なくないか?」と思ってしまう要因となります。
あくまでも高重量を扱うときに使用するものであり、使用しない種目も取り入れるべきとの意見です。
ただし、パワーグリップ無しでは正しいフォームを維持できず、刺激したい部位も狙えないなら使うべきでしょう。
慣れてきたらパワーグリップ無しの筋トレメニューも混ぜていき、高重量を扱うときだけ使うなど自分なりに試行錯誤すると楽しいです。
おすすめのパワーグリップ3選
以下に、おすすめのパワーグリップを3つ紹介します。
ALLOUT
パワーグリップを使ったことがない方や筋トレ初心者の方は、ALLOUTのパワーグリップがコスパ抜群なのでおすすめです。
他のおすすめ2種よりも半額以下で買えますし、私も3年以上使用できていることから、安いのに耐久性高いパワーグリップです。
扱う重量が伸びていくにつれて、耐久性に不安があれば、次に紹介するパワーグリップ2種のどちらかを購入するのが良いでしょう。
VERSA GRIPPS PRO
VERSA GRIPPS は価格帯が上がりますが、これさえあればパワーグリップ選びに悩むことはなくなります。
ベルトの強度が違いますので、安心感があり、ALLOUTのパワーグリップだと不安に思うようになったら、購入検討すると良いです。
また、サイズ展開と色が豊富となっています。ALLOUTのパワーグリップと比較すると、手首が細い方にも対応しています。
もし、ALLOUTのパワーグリップでサイズが無い場合は、思い切って最初から購入してみるのも有りです。年単位での相棒になるので、期間を考えると高い買い物ではないですからね。
ゴールドジム
私は使用していませんが、ファンが多いゴールドジムのパワーグリップも紹介しておきます。
横川直孝さんや芳賀セブンさんも使用しているのが、ゴールドジムのパワーグリップです。
今回紹介している中では一番価格が高いですが、トップ層の人が使っていることを考えると高重量でも安心できて信頼感があります。
トレーニングを極めていきたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
パワーグリップについて紹介してきました。
以下に要点をまとめておきます。
- パワーグリップは手のひらの保護、滑り防止、狙った部位に効かせやすい、高重量を扱いやすいという効果が期待できる
- デメリットとして、腕を同時に鍛えるのは不向き、パワーグリップ無しの重量が伸びにくい点が挙げられる
- 主にプル系(引く動作)の筋トレで使用。
- プレス系でも使用できるが、リストラップと使い分けるのが良い
- パワーグリップは初心者でも使用するべきで、トップ層も使用しているトレーニングギア
その他、トレーニングギアで揃えておくべきものは下記の記事でまとめています。筋トレするなら絶対に揃えておいた方がパフォーマンスもモチベーションも上がるので、早いうちに揃えておき、後悔する期間は短くしておくのがおすすめです。
パワーグリップと似たような効果でリストストラップというトレーニングギアもあります。違いについては↓の記事でまとめていますので、気になる方は是非確認してみてください。
YouTubeでもパワーグリップの比較をしていますので、気になる方は是非参考にしてください。